抗菌・抗ウィルス塗装、ほか|お客様のための情報収集

お客様へ最適なご提案をするために必要なのは、やはり塗装に関する専門知識だと思います。
私たち技研グループでは、日々の業務から得られる経験や知識はもちろん、展示会での情報収集、塗料メーカー・販売店との連携や自社のアイディアや疑問など、様々な方法を使い情報収集しています。

今回は先日幕張メッセで行われていた機能性塗料展での気になった塗料や感想を、3個に絞って皆様にご紹介していきたいと思います。

 

 抗菌・抗ウィルス塗装〈SIAA登録済み品〉

抗菌塗装

最近はコロナ渦の影響で、何かとお問い合わせの多い抗菌塗装です。

特徴としては、塗膜表面に付着した菌やウィルスの増殖を抑える効果があり、医療器や日用品、公共施設向けの設備、幼児向け玩具など、幅広い分野で使用されています。

抗菌・抗ウィルス塗装はドアのレバーにも最適です。

 

抗菌塗装自体は以前からありましたが、塗料としてのSIAA認証済みに魅力を感じました。SIAA認証品になると安心感もあります。また、認証済みの塗装をすることで、製品にはSIAAのマークを貼り付けることが出来ます。購入されたお客様には安心感が得られる塗装になると思います。

※SIAA認証マークを貼るにはSIAA(抗菌製品技術協議会)の会員になっている必要があります。

 

エラストマー(ゴムなど)や軟質素材への塗装

ゴムへの塗装

こちらも今月お問い合わせが多かった案件の一つです。

スチレンゴムや天然ゴム、その他のゴムなどのエラストマー(弾性を持った高分子の総称)へ、1コートで付着させることが出来ることが特徴です。調色も可能で外観性も良く、耐薬品性などにも優れています。

さらにこちらの塗料のすごいところは、ゴム系以外のプラスチック素材や、SUS・アルミなどの金属素材への付着性も良好なところです。

金属部品と樹脂部品やゴムなどが組み合わさった製品に対して、同じ塗料が使えるのは魅力的です。

 

ニーズが高まる塗装ロボット

塗装ロボット

弊社でも塗装ロボットを使用しておりますが、やはり品質の安定化と生産性の向上の観点から、塗装ロボットや自動機は今後さらに必要になってくると思っています。

最先端のロボットの技術では、メーカーさんとオンラインでやり取りを行うことが可能で、ロボットのティーチングや故障の診断も可能になり、さらにロボットが使いやすくなります。

また、特殊ノズルを使用することで塗着効率100%という驚異の性能を発揮し、さらにマスキングレスでの模様の塗装やラインを入れる塗装も可能になるとのことです。

今後の進歩に期待しています。

 

以上、今回は展示会で気になった情報をご紹介しました。

上記以外にも、メッキのような表面処理技術や新技術を駆使した樹脂やフィルムなど、気になった塗料や技術がたくさんありました。塗装や表面処理で気になる件などございましたら、宮本までご連絡ください。

 

技研グループでは、お客様のご予算やご要望に合った塗装が提供できるように、 日々研究を重ねながら業務に取り組んでいます。塗装のことなら何でもお気軽に、技研グル ープまでお問い合わせください。