<シリコン加工とは> |
素材の表面をシリコーン樹脂でコーティングしたものです。 製パン用型・菓子型・餅用番重・機械設備などの表面に、シリコーン樹脂をコーティングし、シリコンの特徴である非粘着性・撥水性・耐薬性・滑り性等の機能を持たせる加工のことで、非常に優れた機能を発揮します。 |
シリコン再加工 |
製パン工場で使用されているトレーです。
付着している汚れ、古い塗膜を完全に除去し両面にシリコンコーティングを施し、
新品同様に再生します。 |

金属製品・プラスチック製品への塗装 |
金属製品・プラスチック製品へ塗装全般を承っております。 品質・塗膜性能など、お客様のご要望に合わせた塗膜をご提供するために、塗装技能士による品質の管理を行っております。 |
用途は無限! |
塗装と言うと外観をよくする為だけのものと思われがちですが、製品を保護することはもちろん、塗装をすることで塗膜に機能を持たせることも出来るようになり、用途は無限に広がります。お気軽にお電話(029-889-0432)お問い合わせフォームにてお問い合わせ下さい。 |
シリコン加工・塗装加工についてQ&A形式でまとめてみました。
Q1:シリコン加工はどのような素材にも施行できるのでしょうか?向き不向きなどはありますか? |
A:基本的に金属製の物なら加工は可能ですが、素材により特殊な前処理が必要な場合や、使用用途によっては、シリコンの性能を十分に発揮できない場合などがありますので。 加工前には十分なテスト・確認が必要になります。 |
Q2:シリコン加工品の耐熱温度はどれくらいですか? |
A:シリコンコーティング剤の種類によって異なりますが、当社で行っているシリコン加工の標準品としては耐熱250℃~300℃のものまでですが、それ以上になりますと、色や性能などが限られてしまうものもございますのでお問い合わせください。 |
Q3:シリコンとシリコーンの違いは何ですか? |
A:一般的には、シリコンもシリコーンも混同されて使われている場合が多いようです。 シリコンとはケイ素(Si)で、原料はケイ石から作られる無機物で出来ています。 シリコーンとは有機ケイ素化合物の重合体で、ケイ素と酸素のシロキサン結合を主骨格にした、半有機化合物です。 形状としては、オイル・ゴム・樹脂・パウダーなどさまざまなものがあります。 当社で行っているシリコン加工とは、シリコーン樹脂のコーティングです。 |
Q4:シリコンの特徴にはどのようなものがありますか? |
A:耐熱性・はっ水性・電気絶縁性・耐薬品性・高硬度・滑り性・耐老化性・不揮発性などがあり、どれも準有機性物質より非常に優れています。日用品、工業分野などの様々な場所で使用されています。 |
Q5:製パン用天板にシリコン加工をした場合、シリコンの耐久性はどれくらいですか?また、新規加工品と、再加工品との違いはありますか? |
A:使用環境、素材の状態によりまったく異なりますのでお答えできませんが、あくまでも目安として、新規のシリコンコーティングで焼成500回なら、再加工で300回程度です。 ※上記の数値はシリコン塗膜の保障値ではございませんのでご注意ください。 |
Q6:シリコン加工とテフロン加工の違う点は何ですか? |
A:シリコン加工とはシリコーン樹脂をコーティングしたもので、ストレートシリコーンと変性シリコーンがあります。 テフロン加工とは、デュポン社の登録商標で広く知られているフッ素樹脂のコーティングです。コーティング剤の種類としてはPTFE・PFA・FEP等があります。 シリコン、フッ素とも、耐熱性・はっ水性・滑り性・電気絶縁性・耐薬品性・高硬度などの共通の特徴があり、無機物という共通点もあります。使用される環境、用途により、使い分けされています。 |
Q7:シリコンは食品用器具に使用できますか? |
A:当社で使用しているシリコンは厚生省告示第370号適合品を使用し、加工しております。 製パン用型・菓子型・カップ麺型・餅用番重・餃子バット等に使用されております。 |
フォグクリアコートとは、ウェットプロセスを用いた防曇処理加工であり、様々な形状の樹脂成型品に対して加工できます。防曇性能は、従来の界面活性剤に依存したものとは異なり、高性能吸水ポリマーを用いた新タイプの処理加工です。
- 優れた防曇機能を持つ内面処理専用加工製品です。
- 透明性の高いクリア層を形成し、光学特性に優れています。
- 吸水性ポリマーにより、安定した防曇効果が持続します。
- 耐久性に優れ、光による黄変等の劣化が起きにくく、透明性を長期保持します。
- 各種ワーク素材に対し優れた密着性を有します。
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気温差が生じた場合内面に水滴(結露)が生じます。 その際、吸水性ポリマーが水分を吸収して全く曇りは生じません。 更に過酷な環境になった場合、飽和状態となり水分は吸収されなくなります。 この場合、内面の水滴は濡れ広がり水の膜を形成して曇りを抑制します。 

優れた耐擦傷性 |
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高弾性樹脂を採用することにより、傷の原因となる外部応力を緩和、反発することで擦り傷がつきにくい設計になっております。
また軽度な凹み傷は自己修復いたします。
*塗膜が破れた傷は修復いたしません。 |
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2.メカニズム
柔軟性と硬度を併せ持つ高機能樹脂により、擦傷の原因となるような外部応力に対する吸収と反発性があり、バネを内蔵しているかのような構造で経度の凹み傷もある程度自己修復元されます。 |
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3.塗膜性能
